成功と失敗体験、どっちが大事?

こんにちは、子育てkitchenのゆみです。

4人の子ども達が、それぞれ高校生だったある日、私に言いました。

「うちって、あまりだめって言わないし、何でもやらせてくれるけど、その代わり、自分で決めたんだから自分で責任取りなさいって感じだよね。友達はみんな、何でも親のせいにできて、ずるいな~」

親として意見や気持ちは言いますが、それを受け入れるか否かは子ども次第なので、受け入れずにうまくいかなくても、自分で選択しているので、子どもは親のせいにはできません。

それからそれぞれが2~3年経って、また言いました。

「あの子たち、自分で考えて行動するってできないのかな~(怒)なんでも人のせいにするし、ドタキャンも平気だし、状況悪くなると逃げちゃうし、小学生じゃあるまいし、責任感が無いにもほどがある!他人のことを考えられないのかな?(怒)おかしくない????」と言ってきました。

年齢が上がったからしっかりするのではなく、自分で考えて行動する(自分の行動に責任を取る)小さな経験を積んでいるから考えるし、判断力もつき、しっかりするのです。

◉例えば小学1年生からは、次の日の準備は子どもがする。

忘れ物が無いかの声かけはしても良いですが、子どもが大丈夫だと言ったら、もし親が忘れ物に気付いても【届けない】ことが大切です。

子どもが「忘れたら自分が困る」体験をすることで、次にどうしたら良いかを考えます。

①先生に忘れたことを伝える 

②友人に借りる

先生に叱られたり、借りる手間が面倒ならば、忘れ物をしないように自分で気をつけるようになります。

忘れ物を親が届けてしまうと、考える必要がなくなり、届けることを繰り返すと、どうせ親が届けてくれるからいいや!と、準備をしない子も出てきます。

将来、子どもになってほしい姿はどちらですか?

幼児期の子どもは、すでに考えて行動する能力を持っています。

ところが、大人の不安や心配が先に立ち、つい子どもに任せるより自分がやってしまう人が多いように思います。

これ、子どもが社会で生きるための学びの機会を、大人が無意識に奪っているということなのです。

親は子育て中、成功体験を増やすことに意識を向けがちですが、同じくらい大切なのが失敗経験。

【失敗は成功のもと】という諺は、大切だからこそ昔から今に伝わっているのだと思います。

  今日はこの辺で