遠藤 依美 (副理事)

薬剤師

薬剤師として約28年薬局で日に30人以上の患者と接する中で、心身の健康こそが家族のかなめであると数多くの事例を見ながら強く実感してきた。体の不調ばかりでなく、心の軸をどこに置くかは重要で、特に親の先入観や価値観の持ち方で子育ては大きく変わる。それを自らの子育ての中でも体験してきた。
現在は、乳幼児の子育ての悩みだけでなく、中高生の子どもの変化に戸惑う親にも寄り添う場を作り、また薬剤師という立場からは親子の健康教室を開催している。また、臨床心理士資格取得に向け勉強中。
わたしの子育ては過飽和状態の情報に翻弄されて、ひとりであーでもないこーでもないと悩み、相談すらできなかった。今思えば、子育てはもっと楽しく自由であって良かったのではないか。

いまのママたちが「育てにくい」とか「疲れちゃった」とつぶやくのを耳にして、よくよく聞いてみると、親が子どものためにとやっていることが、子どもが求めていることと、ズレている場合が多い。わたし自身も、子どもの本当の気持ちを受け入れることに重点を置くことにしたとき、悩んでいた子育てから一歩抜け出せ、そこに親子の信頼関係が生まれた。そのことを伝えていきたい。