子育てkitchenを始めたきっかけ

 3男1女の子育てを振り返ると、毎日が試行錯誤で、その日を回すのが精いっぱいでした。子どもを寝かすはずが、一緒に寝てしまうことも。

私がご飯の支度をしていると、そばに来て「お手伝いしたい」と寄ってくる。忙しい時に限って子どもはやりたがる気がします。

情況がゆるす限り、できるだけ台所で一緒にやっていました。
その結果、4人とも5.6年生頃に料理はお手のもの。休みの日は、家にあるものでお昼ご飯をつくり、もちろん片付けもセット。

中高生になると、面倒くさがってなかなかやらなくなりますが、「やらない」のと「やれない」のは雲泥の差。必要な時には、サラッとやってくれます。


幼児期はとくに、「自分でやりたい!」気持ちがあふれていますが、その気持ちを理解しながらも、つい「あとでね」「今度ね」と言ってしまいませんか?

ゆとりができて声をかけた時には、子どもの興味関心はすでに移り変わり、お手伝いに興味を示さなくなっていることも。現代は、小学3年生くらいから塾や習い事が増え、中学生は部活も増えて忙しくなり教えるタイミングがありません。

料理を一緒にするとメリットがいっぱい!
『人の役に立つ喜び』を感じ
『食育』にもなり
その上学校での授業理解がスムーズなのだそうです。

国語・・・語彙数増加、手順を理解し調理する(文章理解)
算数・・・重さや調味料をはかる(単位・計算)
理科・・・動植物の育ち(生命・天候など)
社会・・・産地の場所・地形など

だから、子どもが「やりたい!」と寄ってくる興味関心があるときに、
大人がストレスをためないやり方で(←長続きのコツ)
親子で一緒にやれるようになることをおススメしています。

子育てkitchenは、親の視点に立ちつつ、子どもの気持ちを大切にした
子どもが中心、大人がサポートをする親子料理教室を開催しています。

一緒にやる【コツ】をつかんだら、
子どもって、こんなにできるんだ!を続けて実感できるから、
いつのまにか、子どもの「やりたい」気持ちを尊重できる【見守る子育て】になっていきます。

私にとって〈一緒に料理をした時間〉は、子どもの成長を目の当たりにし、親は見守れるようになり、今となってはかけがえのない時間だったと思います。

●親は 楽に
●子は 伸び伸びと
●親子ともに育ちあう

これらを願い運営しています。どうぞよろしくお願いします。

子育てkitchen
主宰 田中由美子

田中由美子:3男1女4人の母(社会人3人と大学生1人)
・社会福祉主事任用資格 ・食品衛生責任者
・防災士 ・ヘルスコーチジャパン認定コーチ

4人の子育て経験と、20年間多言語活動の研究員として青少年のホームステイや海外留学に行く親子をサポートした経験から、子どものやりたい気持ちを受け止められる親を増やすことが、今の子育てに必要だとの使命を見出し、見守れる親になるための親子料理教室「子育てkitchen」を2013年3月に開設。2歳から参加できる親子料理教室であることから一気に注目を集めた。料理を通して、想像以上に子どもが多くのことができることを親が発見する場、見守る加減をはじめとする『子育て』を体感する場としての独自性を打ち出している。現在までに関わった親子はのべ3,000組以上。